西日が2人を照らす中、喫茶店の入り口につけられた鈴が扉が開くと同時に 小さく音を立ててお客が現れた事を知らせた。

「な、に、を格好付けてんだよ!!」
「ほんと、ほんと。イザークの言う通りだぜ?」
「…ふふっ、アスランでもそういう事言うんですね」

2つの世界を展開していたアスランはこの喫茶店に入って来た 新しい3人組のお客に気付かなかった。
3人組は真っ直ぐにアスランとキラのテーブルにやって来て、 その中の1人はアスランの方のテーブルに小さく音を立てて手をつく。
「イ、イザーク!?ディアッカも…そ、それにニコルまで…」
アスランはテーブルに押し付けられた手に驚いたように顔を上げて ふいに近寄ってきた3人を確認すると深く溜め息をつく。
「3人とも来たんだ。ぁ、ニコルお疲れ様…すごく上手だったよ」
キラも思わず顔を上げて3人の顔を確認すると少し驚いたように 瞳を見開いてからすぐににっこりと微笑を浮かべてニコルの顔を見やる。
「有難う御座います。キラが聴きに来てくれてすごく嬉しかったです」
「…さてと机くっつけるか。ぁ、お姉さん、ここ相席にするから後で こっちのテーブルにメニュー宜しく」
「……退け。キラの隣は俺だ」

一気に周りが騒がしい空気に包まれてディアッカが器用に率先してテーブルを くっつけて椅子を増やし席を作って座りだすとあスランは1人で深い溜め息をつく。
「―――――――……何でこうなるんだか」




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可哀想なアスラン(笑)報われない想いですよ。
時にザフト赤服・クルーゼ隊は敵になりますよー
アスキラよりもキラ総受けが好きな人への
別オマケエンディングでした。
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